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Detail & Style マチが隠れる巾着袋
- 折りマチは畳んだ際にフラットになる形のマチなので、畳んで収納しやすく、中に入れるものが少なければその分広がらないのが特徴です。底を畳んで縫うだけですので、作り方も簡単です。
- ひもの通し口は、片側・両側どちらでも出来る巾着の作り方です。サイトでは片側にひも通し口のある巾着を作ります。
- 布を縦長に裁ち、半分に折り返すので、柄に天地がある場合には中心ではぎ合わせる必要があります。
- お弁当袋やお着替え袋のほか、コップ袋など、丸いものを入れるのに最適ですので、入園・入学準備に裏地なしで巾着を作る時に活用してください。
- 巾着の用尺を試算できる、計算シートを用意しました。
必要な布の計算方法
作りたい巾着の高さと幅、マチの深さを決めたら、下記の式または計算シートを使って必要な布の分量を計算してください。マチとは袋の奥行きのことです。
折りマチは畳んだ状態でマチの部分が隠れフラットになります。サイズを決める際には必ず立体にした状態で考えてください。
柄に上下がある布
- 生地 下記の用尺で2枚
- 縦 = 高さ +
マチ/2 +4.5cm (1枚目) - 高さ +
マチ/2 +4.5cm + 1㎝(2枚目) - 横 = 幅 + マチ +
2cm - ※2枚のうち1枚は縦を1cm長くします。
柄に向きがない布
- 生地
- 縦 =( 高さ +
マチ/2 +3.5cm )× 2 - 横 = 幅 + マチ +
2cm
ひも
1本につき巾着の「幅+マチ」の2倍+20cmを目安に。用途によって調整する。
計算シート
巾着の用尺を計算のための計算シートを用意しました。作りたい巾着袋の「幅」「高さ」「マチ」を決めたら、計算シートの各欄に数字を入れて用尺の計算をします。PDF形式での配布ですので印刷してご利用ください。
- 【禁止事項】
- × PDFファイルそのものを販売する。(修正も不可)
- × サイトに掲載されている写真・画像・文章を無断で使用し他所で公開する。
計算例
- 寸法
- 高さ17cm 幅10cm マチ6cm
- ひも片側の巾着
- 柄に上下がある布
- 生地:縦24.5cm × 横18cm 1枚
- 縦25.5cm × 横18cm 1枚
- ※2枚のうち1枚は縦を1cm長くする。
- ひも:55cm 1本(両側にするなら2本)
- 柄に向きがない布の場合
- 生地:縦47cm × 横18cm 1枚
- ひも:55cm 1本(両側にするなら2本)
How to make 作り方図解 ひも片側タイプの巾着
1.柄に上下のある布は、図のように布を重ね、短い方の端から縫代1cmで縫い合わせます。柄合わせの必要のない布はわで裁断し、工程の1~3までを省略してください。
2.長い方の布を縫い目の手前までアイロンで倒し、さらに縫い代を奥に倒して袋状になるようにします。
3.袋状になっている方の端をミシンで縫います。写真右は表から見た図です。
4.裏面を上にして、上の図の位置でアイロンで折り目を付けます。まず布の端から1cm目のところで畳み、さらに2.5cm折り畳んでください。
5.1cm分は畳んだままの状態で、布の端にほつれ止めのジグザグミシン(またはロックミシンやまつり縫い)をかけます。手縫いの場合はブランケットステッチなどでほつれ止めします。
6.中心で中表に布を畳み、マチの半分の長さだけ底を手前に折り返します。片側を上から7cmを残して縫い、ひも通し口とします。最初と最後は返し縫い。
7.縫い残した部分をアイロンで割ります。葉書など、紙を当ててアイロンをかけるときれいに折れます。
8.ひも通し口をコの字に縫います。縫い止まりの上は返し縫いをしてください。
9.袋口を始めにつけたアイロンの折り目に沿って折りアイロンで押さえ、表に返して形を整えます。
10.袋口を縫います。布を図のようにミシンにセットして、折り返した布の端から4~5mmくらいのところをぐるり縫います。最後は返し縫い。
11.ひもを通して完成です。(写真は共布で作ったひもを使っています。)
【参考】LIBERTY Fabric Betsy Ann
おすすめの生地店
ホビー家コテツ
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手芸と生地の店 いすず
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