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シューズバッグの作り方 布切替あり

Contents

Detail & Style 布切替あり

  • 内履き(ズック)を入れるバッグ。持ち手をカバンテープとDカンで用いる簡単な形です。
  • 布の切り替えなしで作るので簡単に作れ、裏地を付けているので仕上がりも綺麗です。
  • レシピと材料は、高さ27cm、幅16cm(袋口22cm、底幅16cm)、マチ6cmのサイズで説明します。

おすすめの素材

生地
通学用のバッグには、キルティングやオックス生地がおすすめです。表地は適度に厚みがあるものがバッグに適しています。レシピでは、表布は綿100%のオックス生地と薄手のデニム、裏布は綿100%の水玉模様の生地を使用しています。
持ち手
カバンテープ(カラーテープ)の25~30mmのものが適しています。共布で持ち手を作成する際はあまり厚地でないものを。家庭用のミシンでは、重なった部分が厚くなりすぎると縫い目が飛んでしまったり、ミシンが進まなくなることもあります。

必要な布の計算方法

作りたいバッグの高さと幅を決めたら、表布、裏布それぞれ、下記の式または計算シートで必要な布の分量を計算してください。※マチなしの場合は0で計算。

布に切替を付ける A + B = 高さ

布 A
縦 = A + 4cm縫代
横 = 幅 + マチ + 3cm縫代
上記の寸法で2枚
布 B
縦 =( B × 2 ) + マチ + 2cm縫代
横 = 幅 + マチ + 3cm縫代

柄に向きがない布

寸法
縦 =( 高さ + マチ/2マチの半分3cm縫代 ) × 2
横 = 幅 + マチ + 3cm縫代
※マチなしの場合は0

持ち手の材料

  • カバンテープ:10㎝ と 30㎝
  • Dカン:1個

シューズバッグ計算シート

バッグの用尺を計算のための計算シートを用意しました。作りたい巾着袋の「幅」「高さ」「マチ」を決めたら、計算シートの各欄に数字を入れて用尺の計算をします。PDF形式での配布ですので印刷してご利用ください。

【禁止事項】
× PDFファイルそのものを販売する。(修正も不可)
× サイトに掲載されている写真・画像・文章を無断で使用し他所で公開する。

計算シート

計算例

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寸法(持ち手含まず)
高さ27cm 幅16cm マチ6cm
(幅は袋口が22cm、底の幅が16cm。)
切替の分量:A 19.5cm 、 B 7.5cm
材料
表布A:縦23.5cm × 横25cm 2枚 ※2019.1.15 修正
表布B:縦23cm × 横25cm 1枚 ※2019.1.15 修正
裏 布:縦66cm × 横25cm
持ち手:カバンテープ 30cm と 10cm
Dカン:1個 (サイズは持ち手の幅に合わせる)
※表布Aと表布Bの縦の寸法に誤りがありました。

※レシピでは持ち手を表布Bを使って作っています。

持ち手の種類と作り方

生地の接ぎ合わせ方

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表布Aの上部3cm写真のように折ってアイロンを掛け、出来上がり線にします。表布Aと表布Bを中表にして重ね、縫い代1cmで接ぎ合わせます。

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縫い代を表布B側に倒てアイロンを掛け、表から押さえのステッチを入れます。作例はデザインで2本ステッチを入れていますが、1本でも大丈夫です。

裁断例

AとBの布の配分は目安です。今回用意した布は、約7.5cmで柄がリピートしているので、柄が切れないようにカットし、残りを無地の布にして縦の用尺を調整しています。AとBを縫い代1cmで接ぎ合わせ、縫い合わせ後のサイズが裏布と同じになるようにしてください。

無地の部分に使ったデニム生地が薄手だったので、持ち手も共布で作っています。レッスンバッグ、シューズバッグ、巾着リュックの3点を作るため、柄合わせも考慮して、布A100cm、布B50cm、裏布100cmを準備しました。(布幅110cm)柄合わせを考慮せずに作る際の一例として、裁断の参考例を準備しましたので、そちらも合わせてご覧ください。

布切替あり 布の裁断例

レッスンバッグのポケットの大きさに決まりはありません。裁断例には含んでいませんので、生地は余裕を持ってご準備ください。

How to make 作り方図解 寸法:高さ27cm 幅16cm マチ6cm

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1.接ぎ合わせた表布と裏布が同じ大きさであることを確認します。表布は上下の折り返し部分を広げた状態です。

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2. 10cmのカバンテープにDカンを挟み、中心に縫い付けます。30cmのカバンテープを半分に折り、反対側に同様に縫いつけます。

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3.表布と裏布を中表に重ね、上の図のように3cmの位置を縫います。縫い代を割ってアイロンをかけます。

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4.先ほど縫った縫い目をきっちりと合せ、返し口を開けて脇を縫います。縫い代を割って、本体側に倒しアイロンをかけます。

キルトや帆布など厚みのある布は、返し口を広めに取ります。
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5.表布、裏布ともに底の両脇にマチを作ります。袋口から手を入れて、脇の縫代と中心が重なるように合わせ、直角三角形作ります。マチの長さ分、ミシンで直線に縫います。

表布と裏布をくっつけたいとき

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  1. マチになる部分を三角になるようアイロンで形作ったあと、同じ辺にあるマチ同士を重ねます。
  2. 辺をぴったり合わせて重ね、ズレないようまち針で止ます。
  3. マチの長さ分、ミシンで直線に縫います。
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6.返し口から布を引き出して表に返し、アイロンで形を整えます。

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7.袋口から2cmの位置を一周縫います。持ち手のところは厚みがありますので、ゆっくりと縫ってください。最後に返し口を綴じます。布をはしごのように左右にすくって縫いとめるラダーステッチにすると閉じた箇所が目立ちません。

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【参考】 オックス生地 しろくまライダー バナナ、薄手デニム ブラック20シーチングドットプリント メドーグリーンDカン 25mm

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