黒のギンガムチェックでシャツワンピを作ります。チェックは柄合わせが大変なんですが、せめて正面から見た部分はピシッとと合うように頑張ります。写真は型紙が入るか確認しているところ。チェックの生地の裁断は、2枚重ねず1枚1枚丁寧に、ズレないように気を付けて。まずは裁断と印付けです。
左右の前身頃を重ねて、チェック柄が合うようにしているところ。ここで少しでもズレてしまうと台無しです。糸がぴょんぴょん出てるのは、切りしつけの糸を切ってないだけです。生地の目が詰まってるので1本どり。
型紙を写すのに使っているのが不織布。畳み跡はアイロンで消えるし、穴が空かないし、ルレット使っても破れない。布の柄が透けて見えるので、柄合わせも型紙の印を確認しながら出来てとっても優秀です。
ボタンホールは前立てだけなので、身頃をつなげる前にボタンホールを作ってしまいます。中厚で目の詰まった生地なので振り幅4.5、縫い目0.3に設定。ボタンホールを作る時の糸は90番を使っています。
前後の身頃をつなげました。肩にギャザーが入る仕様でしたが、生地に張りがあるのでタックに変更。ここから半袖が付きます。
袖丈に4.5cm足して、形をフレアスリーブにしました。変更前は袖先が上を向いて腕が丸見えでしたが、フレアにしたことで角度が下がりすっぽり腕が隠れます。変更前は胴長に見えてたシルエットが、袖を伸ばしたことで横幅も出ました。次はいよいよ襟付けです。
襟を作りるとき、上襟は表になる側を上にして2mm程ずらし、中心に向かって元のラインに戻るよう縫い合わせます。なだらかなラインになるよう、カーブのきつい部分には切込みを入れ、表に返し、裏側に1mm程表布が見えるようアイロンします。上襟にステッチを入れて台襟と合わせます。
襟を付けて完成です。最終、脇を縫い合わせるときに身幅を前後で3cmずつ詰めました。台襟のボタンホールは省略してます。丈が膝上なのでパンツにも合うし、前ボタンを開ければ羽織りものに出来る。襟を大きく開けてもだらしなく見えなくて綺麗。着こなしに応用が利くパターンなので、生地を変えてまた作ります。
Pattern Infomation
ワンピースにも、羽織りものにもなる、前開きのオーバーシャツ。オプションで長袖もあります。参考用尺 112cm巾で約210cm、11.5mm巾ボタン=9個。身頃がとてもゆったりしているので、サイズ選びは胸囲を参考にした方が良さそうです。今回張りのある生地を使ったので、ギャザーはタックに変更し、身頃が大きかったので前後で3cmずつ詰めました。袖口の空きも気になったので、私は自分で袖の型紙を引いて調整しました。ワンピースとして着るなら生地は透けないものを。
Pattern : filer
Twitterではサイズ調整や袖の変更など、もっと細かい製作の様子を紹介してますので参考にどうぞ。
完成~。最終、脇を縫い合わせるときに身幅を前後で3cmずつ詰めました。台襟のボタンホールは省略してます。丈が膝上なのでパンツにも合うし、前ボタンを開ければ羽織りものに出来る。襟を大きく開けてもだらしなく見えなくて綺麗。着こなしに応用が利くパターンなので、生地を変えてまた作ります。 pic.twitter.com/0RuL5Mh32t
— NUNOTOIRO (@nunotoiro) 2018年5月21日